【ビッグマック指数】日本のマクドナルドは世界的に見て割安価格
ビッグマック指数というのがあることを最近知りました。
何かの略語や、例えなのかなと思っていたら本当にビッグマックのことだったんですね。
世界のビッグマック指数(BMI)
単純に、世界各国のマクドナルドで売られているビッグマック1つあたりの価格を基準とします。
世界各国の価格差を見ることにより為替相場を推測するための指数となります。
ちなみに現在価格トップはスイスで742円、日本は35位につけて380円です。
ブラジルより安く買える日本。どうなんでしょうかね。
なぜビッグマックなのか
なぜ指数として、モノサシとなるものがビッグマックなのか。
これはマクドナルドが、全世界で共通の同一品質のものを使用しているからです。
そのため原材料費や、店舗の光熱費、労働賃金など、様々な要因を元に単価が決定されているビックマックが、これに使われるんですね。
ビッグマック指数から見えてくるモノ
世界各国の総合的な購買力を比較する際に、ビッグマックが安く買える国の通貨ほど過小評価されていることになるわけです。
ある国の通貨において、為替レートと本指数を比較することで割高か割安かが分かります。
さらに、各国の価格を照らし合わせると国別による賃金比較も見えてきます。
物価指数とは全く別物ですね。
日本のビックマック価格から見えてくるモノ
この指数には、賃金格差も少なからず含まれています。
世界の先進各国の中でも、日本はビッグマックの価格がかなり安いです。
それだけ賃金水準が低いという事実です。
余談になりますが、ファッション、フード、サービスにおいて、価格競争が国内だけで激化しているのも、賃金が低い為に起こる消費者心理が全てに反映されているものだと考えられます。
ビッグマック指数以外にも、スタバのトールラテ指数などあるみたいです。
さて、デフレとインフレのちょうど良いトコってどこなんでしょうか。
実質的な物価と労働賃金のアンバランスさが、現在の日本人には少し辛い状況です。
経済は生き物と言われるだけあって、私たちの思うようにはならないものですね。
データ引用世界のビッグマック価格ランキング - 世界経済のネタ帳