ころすけのお金のお話

ほぼ雑記ですが、たまにお金のことを書いてます

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【知っておいて損はない】デフレとインフレ


お金の価値が上がる=モノの値段が下がる=デフレーション
お金の価値が下がる=モノの値段が上がる=インフレーション
これはわかっているのですが、それがいったい何に影響するのか。
ちゃんと説明出来るでしょうか。
私はあまり理解出来ていないので、再学習です。

デフレーション

一般にデフレと言われています。
デフレというのは、モノの値段が上がらない、モノの値段が下がっていくという状況のことを言います。
これは言い換えると、お金の価値が上がるということです。


お金の価値が上がるとは

例えば、今年 1万円で買えたモノを来年は9800円で買えるようになるとします。
すると、今買ってしまうと1万円でお釣りはきませんが、来年になってから同じモノを買うと200円お釣りがきます。
これは、実質的な金利になるわけです。
名目上の金利は、現在の低金利のお陰でほとんど増えません。
ですが、デフレが進む事でお金の価値は上がっているので同じ金額でも、前よりも多くのモノが買えるわけです。
この事により、お金の価値が上がるという事は実質的な金利が上がるということになるのです。


デフレ環境下では金持ちが有利

実質的な金利が上がる訳ですから、デフレ期においては、お金を使わずに持っていればいるほどその価値は上がってきます。
ですので、お金をたくさん持っている人にとってデフレは非常に有利な状況になります。
お金を貸している側にとっても有利です。
反対に、借りている人はデフレ期にはとても大変です。


インフレーション

インフレは単純にデフレの逆です。
今年 1万円で買えたモノが、来年になると1万200円出さないと買えなくなるのです。
これはつまり、1万円というお金の価値が下がっているわけです。


お金の価値が下がるとは

来年になればお金の価値が下がるわけですから、そうなる前に欲しいモノを買ってしまおうと考えます。
なので、インフレになると需要が増えます。
来年までにお金を使わなければ、モノの値段が上がり、より多くのお金を出さないと買えなくなっていくわけです。
このため、皆んなが今買おうと考えるわけです。
みんなが買おうとする→需要が高まるということ。
という事は、その分値段が上がるということになるのです。

借金してる人に有利なインフレ

インフレ期には、お金を持っていたり、貸しているより、借りている方が有利なのです。
返さなければならないお金の、実質的な価値は下がっているわけですから、負担は軽くなっていきます。
インフレが進めば進むほど、お金を借りている人は楽になるわけですね。
ローンを組んだりする時は、インフレ期が有利ということです。

名目と実質の違い

デフレとインフレにおいて、知っておかなくてはいけない事。
それは名目金利と実質金利の違いです。
世間一般に見る『金利は◯◯%です』というのは名目金利です。
人々はこの数字だけを見て金利として捉えています。
ですが、経済状況はこの名目金利だけでは理解できません。
モノの値段が上がる、下がる事により決まる実質金利を計算に入れる必要があります。


相反する関係の名目金利と実質金利

デフレ下では名目金利はとても低いですが、実質金利は高くなっていきます。
インフレ下では名目金利は高いですが、お金の価値が下がり続けていくわけですから、実質金利は低く、負担は軽いのです。

この事を踏まえると、デフレの時に住宅ローンを組むとかなり負担になります。
名目金利を見ると低いのでローンを組みやすそうに思えますが、実質金利は上がっているので、その分を考慮すると負担が重いわけです。


高度経済成長を振り返る

日本の高度経済成長期はインフレでした。
サラリーマンにとって素晴らしい時期だったと言われています。
住宅ローンを組み、家を購入してもローンの負担は年々下がっていました。
名目金利も上がっていたので、月々の返済金額は多少増えていたのですが、それ以上に給料が毎年上がりまくっていました。
その為、年々生活は楽になっていたのです。

バブルが弾けたあと、日本は20年以上デフレが続いていました。
この長い期間で日本の人々は、デフレ体質を身につけてしまいました。
デフレ下では、上に書いた事の逆が起こります。
年々生活が苦しくなります。
そのため、みんな家を買わなくなりました。お金を使わなくなりました。
この為、お金が世に出回らなくなり景気が悪くなります。
さらにモノは買わなくなります。デフレが更に進みます。
これがデフレスパイラルですね。
安倍首相と日本銀行はこの状況を打開すべく、様々は政策で日本を復活させようとしています。
私達に出来る事は、資産を預金で溜め込まない。
金融資産を持つ。
マネーリテラシーを身につけ、お金についてもっと賢くなることです。
まだまだ知らない事が多いので、日々の勉強は続きます。