S&P500の価値とは
世界を代表する資産家 バークシャーハサウェイを率いるウォーレンバフェットさんが妻に伝えた言葉の中に
資金の90%をS&P500に投資せよ
とあります。
果たしてそれでいいのでしょうか。
S&P500
ニューヨーク証券取引所、NYSE MKT、NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を基に算出される、時価総額加重平均型株価指数です。
NYダウ
NYダウとは世界経済の中心であるアメリカの代表的な株価指数です。アメリカの日刊経済紙「ウォールストリート・ジャーナル」の発行元、ダウ・ジョーンズ社が算出しています。
NYダウの構成銘柄は30社。アメリカで上場している企業の中から企業の成長性や投資家の関心の高さなどを基準に、業種のバランスを考え選ばれています。
NYダウの構成銘柄は明確な選出基準があるわけではないながら、さまざまな理由で銘柄の入れ替えが行われています。
2つの比較
簡単にここ10年の比較チャートです
この2つはよく比較されます。比較されるのは過去の10年。特にリーマンショックの下落から比較されることが特に多いです。
その結果としてS&P500のパフォーマンスが良いと言われいます。
ですがこの2つの指数をもっとさかのぼって比較してみるとどうなのでしょうか。
20年以上前からの比較
1985年からのデータを比較するとNYダウのパフォーマンスが300%上回っているのは誰も触れません。
しかし、直近10年の経済状況と比較するには、周りを取り巻く環境が大きく変わっているからなのかもしれません。産業革命が起きた時は工業銘柄が爆発的に上がりました。その恩恵を受けてNYダウ銘柄が上昇したと考えると、近年のハイテク銘柄中心の相場はS&P500に投資していた方が良さそうですね。
まとめ
トレンドを追うといえば誤解はありますが、今から投資を始める人からすればS&P500に投資するのは間違いではないようです。
ほったらかしても米国市場は成長していくことを考えるとその通りでした。
今後さらにハイテク株関連は伸びしろがあります。時代を変えていけるパワーを持っている銘柄も含むS&P500は今後も成長を続けると思われます。