長寿化問題のリスクは、株式投資においてはメリットか
世界の平均寿命は年々上がる一方です。
長く生きれるということは人間にとって、とても良いことだと思います。ライフスタイルの中で、退職後の余生を謳歌できる時間が増えることは素晴らしい。
しかし一方で、高齢化ということは相対的に年齢を重ねる毎にリスクも高まっていきます。
超高齢化社会に向けて
65歳まで働いて、平均寿命80歳で死ぬ。
男性ならばこの基準にライフプランニングを考えて、今からの資産形成をしていきました。
しかし平均寿命100歳が現実味を帯びてきている今、考え方などを改める必要があります。
今よりも更に先を見つめた人生設計を行う必要性が求められています。
高齢化に伴うリスク
長寿化の影響
寿命が延伸したことにより、様々な事が想定されます。
医療技術が発達し続ける現在 100歳まで生きる事が当たり前になっていくと考えられています。
セミリタイヤを考えて50〜60歳で退職したとしても、そのあと約30年以上はしっかりと生き抜いていかなければならない世の中になるということです。そして、日本国はこの引退したあとの生活を全て保障するとは言っていません。
つまり完全に社会保障の目処が立ち、高齢社会に向けての準備は出来ていないのです。
かつて、年金支給開始の年齢は何歳だったでしょうか。
55歳だったわけですから、今の支給開始年齢より10年も早く支給されていたのです。
65歳に引き上げた要因を見ると寿命が延びたこともそうですし、それに比例して社会保障費用が少子化により圧迫してきています。
今以上に国の財政を圧迫させる要因になりますし、やはり国に頼らず自分たちの資産で悠々自適な生活出来ることを今から考えておいた方が賢明だと思われます。
お金の大切さ
単純に年齢が上がれば上がるほど働いて稼げるお金は減少していきます。
50歳をピークにして大企業の役職にでもつかない限り減っていく一方です。
何とかやりくりして年金受給に辿りついても、その後に何もしなければ資産を食い潰していくだけです。
だからこそ投資するべきであり、自分が働けなくなった時にもお金には働き続けてもらえばいいのです。よく引退直後に退職金をどっさり運用しだす人がいますがセンスと知識が無さすぎて驚くFPさんも多いのではないでしょうか。
まとめ
セミリタイヤする人も、しない人も関係なく歳はとっていくものです。リスクを取れる時に投資を始めていくのは全世界共通の資産形成だと思います。
日本人は賢いはずです。お金への執着も高いはずです。だからこそ投資を行い資産を運用すべきなのではないかと常々思います。
ほったらかし投資という言葉があるように、老後がほったらかしても運用できる形を今のうちに作ることが今すべきことの一つなのではないかと思います。