ころすけのお金のお話

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【投資初心者への基礎知識】お金のお話⑨〜年金〜

【投資初心者への基礎知識】

  年金は長寿リスクへの保険

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長生きするリスク

万が一のリスクに備えて、保険積み立てをしている人はいるでしょうか。

その事を考えると、年金も同じくリスクに備えた保険の役割を果たしてくれるものです。 

年金は、長生きしてしまう事のリスクに対して積み立てています。

長生きする事はいいこと。だけれど、それをリスクと考えるこの時代。矛盾しているようですが、経済学的に考えればそれはリスクです。

生きる事にはコストがかかるからです。

 

公的年金制度

生きるコスト分を稼げているうちはいいですが、歳を取れば取るほど稼げなくなる可能性が高くなっていく。そして最終的には働けなくなってしまう。

こうしたリスクに対して日本全体で、経済的に自分で生活できないような状態で長生きしてしまうリスクに備えよう。みんなで、助け合おうという考え方から作られたシステムが公的年金制度です。

  

長生きすればするほどお得な年金

任意で保険に加入している人は保険料を払った見返りを求めているでしょうか。

基本的にはもらえない方が嬉しいはずです。怪我なく、病気なく、健康でい続けられることが大切であり、保険に入っているからと言ってお金が貰えるから病気になりたいなどと考える人はほとんどいないはずです。

しかし、年金は貰える方がいいわけです。

当たり前の話ですが、長生きすればするほどお金は貰え続けます。生き続けただけお得なシステムです。

ですが、これらの事は個人的な人生観などがあり、一概に得だけがあるわけではありません。

そんなに長生きしたくないと思う人もいれば、せっかく年金を貰えるんだから生涯頑張って生き続けようと考える人がいたりと人それぞれです。

 

年金制度加入はなぜ義務化されているのか

保険というシステムは多くの人からお金を集めないと成り立たない仕組みです。

これに例外はなく、絶対的な数が必要なのです。1人より、10人、100人、1万人と多くの人に加入してもらわなければなりません。

その為、保険会社は営業に力を入れて1人でも多くのお客さんに加入してもらい、保険商品の価値を上げていくわけです。

 

年金は大数の法則を最大限に利用

年金も保険と同じ仕組みです。

国民全体に加入してもらい絶対最大数を約束する。国全体で積み立てる保険です。

これを社会保険と呼びます。

公的年金の1つであり、日本国民全員が加入しなければなりません。日本の場合、健康保険も同じです。国民皆保険制度といった制度を採用しているため、国民は健康保険に加入しなければなりません。

 

社会保険は無駄を抑える

 ある程度しっかりとした社会保険を整えてしまえば、無駄な医療費を抑えることに繋がります。

他国を見てみると、アメリカは健康保険に加入できない人が大勢います。

そういう人達は医療費がとても大きくのしかかります。

もし仮に、インフルエンザにかかったとします。健康保険がないと、高額な医療費が必要になる為、医者に行けない。すると街中にインフルエンザウイルスがばら撒かれる事になります。

これは社会的リスクとなり非常に危険です。

日本ではこうした事態を避けるために、皆保険制度を採用しているわけです。

 

年金制度撤廃はバイオハザードの始まり

年金もこれまで説明してきた事と同じです。

そのため年金制度がなくなってしまうと、貯蓄もなく、生きていくお金がないまま老人全てがホームレスになってしまえば、街は汚れ、窃盗や犯罪が増え、街の治安に悪影響を及ぼします。

年金を止めてしまえば現在の70歳以上の大勢の方はちゃんと生活できるでしょうか。

言葉は悪いですが、恐らく何年かすればゾンビで溢れかえったような街になる都市が出てくるのではないでしょうか。

年金加入を義務化しているのは、こうした社会的リスクを回避する狙いがちゃんとあるのです。

 

お金持ちが支える年金制度

年金加入を義務化せず、自由にしてしまうと大金持ちは保険に入らなくなります。

自分の持つ資産だけで、十分生活できるため払うメリットが無いからです。

年金だけでなく、ありとあらゆる保険に入らなくなります。ですが国に取ってそれは困るわけです。

保険という仕組みは、大勢が参加しなければ良い仕組みが作れません。ある程度の数が集まらないと成立しないのです。

このことから、お金持ち全員にこの制度から抜け出されてしまうと一人当たりの積み立て額が高くなり払えない人が出てきます。

これでは保険制度の崩壊です。

 

自分の身は自分で守る

大数の法則の観点から考えると、未来の日本を見たときに、この保険制度は崩壊します。

少子超高齢化社会へとシフトしている日本。

人生100年時代とまで言われています。

私は正直、生きていく気力を奪われてしまうような事実だと思っています。

だからこその資産形成です。

大金持ちにはなれなくとも、自分の生活資金ぐらいは用意しなければならない時代だと考えましょう。

そのために、金融庁は声をあげて国民に資産形成を勧めています。現在は、昔に比べれば遥かに金融商品は身近なモノになってきているのです。

さらに、NISAやiDecoといった制度を利用して非課税で資産を運用出来ることはとても良いことです。

  • 20代の人なら大金持ちになる可能性が
  • 30代なら大きな余裕資産を作れる可能性が
  • 40代なら将来の不安を解消できるほどの資産が
  • 50代なら退職金と年金を合わせてソコソコな老後生活の足しになるほどの資産が

作れる可能性はあります。

この可能性は、勉強や頭の良し悪しなどではなく、倹約・節約・勤労の3つをどれだけ忠実に遂行出来るかで変わってきます。

それが出来れば、可能性はどんどん大きくなるのです。

資産運用開始に、早いも遅いもありません。この事を知った今から行動に起こすべきです。

この日本で老後も暮らしていこうと考えているのならば、少しずつでいいので積み立て投資から資産運用を始めましょう。

きっと必ず、明るい未来が待っています。

 

資産運用が気になった人は、まずはこの記事から