【投資初心者への基礎知識】お金のお話②〜日本銀行〜
【投資初心者への基礎知識】
日本銀行とはなんですか?
日本銀行略して日銀
ニュースでよく聞く日銀という言葉。日本銀行ということはわかっているのですが実際何をしている銀行なのか。
世の中の街にある金融機関の銀行。みなさんが給与口座を保有していたり、定期預金口座を保有していたりする街のあれやこれやの銀行。これらの銀行にとっての銀行の役割を日本銀行は担っています。
他の金融機関に振込みが出来るのは日銀のおかげ
各街の銀行は日本銀行に口座を持っています。ちなみにこの口座は普通預金ではなく、当座預金です。当座預金とは決済専用の口座です。
これは何かというと
例えば、誰かが三井住友銀行A支店からみずほ銀行B支店にお金を振り込みます。
このお金は三井住友銀行の社員が実際にお金を運ぶ訳ではありません。各銀行が日本銀行に保有している当座預金口座の中で決済されてお金が移動します。三井住友銀行の当座預金からお金が引かれ、みずほ銀行の当座預金に預けられるというわけです。
日本銀行に当座預金を持っていることにより、各金融機関の社員さんがお金を運んだりすることなく一瞬で決済が終わるわけです。
政府にとっての銀行
みなさんは納税する時に、税金の払込書を使うと思います。支払う時は銀行の窓口からだったりするわけですが、街中の銀行は全て日本銀行の代理店です。
私たちが納めた税金は日本銀行が管理しています。政府に支払ったお金は全て管理しているわけです。
紙幣を発行できる銀行
日本銀行は日本のお金を発行できる唯一の金融機関です。
ですが、日本銀行がお札を発行する時はルールがあります。
それは国債の量で紙幣の量が決まるということ
日本銀行は、お札を発行する量を政府の発行した国債の量で決めているわけです。借金すればするほどお札を刷るわけです。
借金すればするほどお札が世に出回る。そうするとどうなるかと言うと、お金が世に溢れてお金の価値が下がります。これがインフレーションです。
過度なインフレに注意
このインフレが行き過ぎると、給料が上がらない人、決まった額しかもらえない年金受給者などは生活が非常に苦しくなってしまいます。
さらに給料が上がっている人も、行き過ぎたインフレのせいでもらえる給料より物の値段のほうが上がってしまうと、生活が苦しくなってしまいます。
丁度良い加減に保つ為にも、日本銀行が手綱を引いて景気を調整しようとしているわけです。
日本銀行は凄く凄く重要な銀行なんです。
これから日本の景気はどうなっていくのでしょうか。少しでも経済に詳しくなれたと感じて頂けたのなら幸いです。