【BRK.B】Berkshire Hathaway を投資対象として考える
最近とても気になる企業があります。
それは Berkshire Hathaway
米国株投資をしている人なら知らない人はいないだろうし、"バフェット" というキーワードは株式投資をしている人なら、一度は目にしたことがあると思います。気になって気になって仕方ないから記事にすることにしました。
Berkshire Hathawayとは
バークシャーハサウェイは2つの顔を持つ会社です。
保険事業という大きな看板を掲げていますが、大小様々な子会社 関連会社 株式等を所有しており、会長兼CEOで筆頭株主であるウォーレン・バフェットと、副会長のチャーリー・マンガーの2人が運営する投資ファンドとも言われています。
あと、配当金を出さないことでも有名です。効率よく資金を使いたいことと、税金は投資家にとってマイナスなわけですから 自動的に繰り延べしてくれているわけですね。
バフェットは株主に 「 私たちの長期的な財政上の目的は、バークシャー株の内在価値の一株当たり平均年間収益率を最大限に高めること 」と言っています。
僕にはさっぱり何を言ってるかわかりません。おそらくは "お金を有効に活用して 企業の本質的価値が適正な企業を買い漁り バークシャーの価値を最大化する" といったところなのでしょうか。雰囲気でごめんなさい。
ウォーレン・バフェット
バークシャーハサウェイを語るうえで、絶対になくてはならない主役。ウォーレン・バフェット。
彼は株式投資において、"賢人" と呼ばれています。
彼の過去を振り返ると、なぜそう呼ばれるのかがわかります。11歳から株を買い始め、16歳の頃には約600万円ほどの蓄えがあったそうな。それでも質素倹約な生活を続けて株式を買いまくる。お金持ちになりたいではなく、お株持ちになりたい人なのです。(多分違う)
余談なのですが、僕がいつもお世話になっているミスターマーケットさんもそんな性格です。
ミスターマーケットの日本株米国株投資ブログ
お会いした時の印象もバフェットそのものでした。
【神戸オフ会】オフ会にいってきましたよ - ころすけのお金のお話
バークシャーへの投資
先日 僕がバークシャーハサウェイに興味を持ったので、すぐさまアンケートを取りました。
すると僕の中では意外な結果が出たのです。
欲しい人、欲しくない人、どちらにせよアンケートに答えてくれた人の9割近くが保有していなかったってことです。米国株投資家の方へ。
— ころすけ🐧 (@alice_bana9) 2018年8月24日
Berkshire Hathawayへの投資についての質問です。
賢人が運用するのだから買ってる人も多いだろう、そう思っていた矢先の答えだったので、本当に意外でした。
アンケートは、私自身のフォロワーさんの投票が多いと思われるので、エビデンスのあるデータではありません...
そもそもインデックス投資家や、配当金目的の人、個別株専門で売り買いしてる人などは、投資対象にならないですよね。
米国の市場平均は強かった
この10年間のパフォーマンスを比較すると、S&P500に僅差とはいえ負けています。リーマンショック後のアメリカンパワーは、オマハの賢人でも超えられないほどのパフォーマンスだったということですかね。逆にFANGを入れずにここまで市場平均に追従する成績を収めるというのはすごい気も...
とはいえ、市場平均に劣っているわけですから みんなが積極的に買いたい銘柄ではないということでしょうか。
もっと長い目で企業を眺める
さて、もっと長い期間比較したいのでヤフーファイナンスからチャートを引っ張ってきました。
これを見ると、1998年当時から投資していた場合ならS&P500に勝っていますね。リーマンショックとチャイナショックあたりのバークシャーの下落は大きいですが、市場の回復と同じく右肩上がりに株価を上げています。
このグラフを見るとそんなに投資対象として、悪くないんじゃないかなと思うのですが、やはり今をときめくFANGなどの目覚ましい成長を続ける銘柄と比較してしまうと、投資妙味は薄れてしまいます。
何に投資しているかを 今一度考える
そもそも、バークシャーハサウェイに投資するということはどういうことかを考えたいと思います。
何に投資し、何で儲けているのか。それを知れば、長期的に投資できる企業かどうかがわかるかもしれません。
バークシャーハサウェイのポートフォリオ
現在のバークシャーのざっくりとした比率です。だいたいこんな感じだと思います。
率直に、アップルに大きく投資したなぁという感想です。続いて優良銀行のウェルズファーゴ、ケッチャプとマスタード、チーズなどでお馴染みのクラフトハインツ、バンク・オブ・アメリカと誰もが知る企業群が勢揃いです。誰もが知っていますし、これらの個別株を買えば 僕もバフェットのように成れる。そう思いました。
しかし、そう簡単にはいかないのです。バークシャーの利益の源泉は、このポートフォリオを眺めて真似しただけでは手に入らないのです。
バークシャーの事業利益ポートフォリオ
こちらを見ればわかるように、バークシャーの利益の源泉は今まで買収してきたサービスや製造業種などです。さらにバフェットらしいのが鉄道事業などの誰もが使うモノから利益確保しているところです。保険事業だけでなく、様々な事業から利益を獲得し、それを投資に回している。今や誰にも真似の出来ないことをバークシャーを介してバフェットは行なっているわけです。さすがです。
つまり バークシャーハサウェイに投資するということは、現時点で(将来はどうなっているかわからないから)アップルやウェルズファーゴなどに投資するという意味ではありません。
これは、サービスや製造、鉄道事業、エネルギーや公益に分散投資するということ。
しかも それらをほとんど完全買収しているわけですから、バフェットが見つけた永続的にキャッシュフローを生み出す銘柄を保有できるということなのです。
わかると欲しくなるバークシャーハサウェイ
今まで私は、バークシャーハサウェイのポートフォリオばかり眺めていて、それなら自分で買えばいいかと思っていました。しかしバークシャーに投資する本質をわかった今、とても魅力を感じます。
バフェットが過去に買いまくった永続的にキャッシュフローを生み続ける企業を持つことに加え、勝手に再投資までしてくれる、何という至れり尽くせりなバークシャーハサウェイ。
長期投資をする者にとって、素晴らしい企業ですね。
とはいえ、市場にはどんなリスクが存在するかまだまだわかりません。リスク許容度を十分認識した上で、少しばかりバフェットに託してみるのも悪くないかもしれません。
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