ころすけのお金のお話

ほぼ雑記ですが、たまにお金のことを書いてます

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幸せとはなんだろう

最近の奥さん

最近少々お疲れ気味の奥さん。
特に "何か" に疲れているというわけではなさそう。ただ、ぼんやりと毎日に疲労している。
そんな感じ。

朝から掃除、洗濯。仕事が終われば ご飯を作って片付けて、少し休憩。
そのあとに、趣味で始めたファイナンシャルプランナーの勉強をしているのだけれど、毎日難しいなぁ と言いながらも楽しそうに勉強している姿を見ると、出来た人間だなと思う。

しかし、これは僕から目線のお話。
実際の奥さんはその毎日に疲労している。

毎日毎日 同じことを繰り返す。月曜から金曜までは、ほとんど何も変わらない毎日。残業も無いし、行動パターンも変わらない。いつまでもいつまでも繰り返される この無限ループに彼女は疲労しているのだ。

僕が早く仕事が終わった時は家事を手伝ったりするのだけれど、それも気休めにしかならない。 毎日手伝える訳ではないし、日々手伝えるコトといえば 食後の片付けぐらいだ。 何のために働き、家事をして、お金を貯めているのか。
暗い洞窟で迷子になっているような気がした。


ストレス社会の被害者

僕の奥さんは 派遣社員。メーカーに派遣事務員として勤めている。
9時から17時半までで、基本的に残業は無し。
時給1300円で、勤務時間の3分の1は業務の手持ち無沙汰になる。要するに余裕ある業務量ということ。

勤務先からは、派遣を辞めて社員になってくれないかという話もあるのだが、奥さんは断固拒否。 奥さんは "正社員" というキーワードに拒絶反応を示す。それは前職でメンタルをやられるほどに働かされたからだ。
当時の彼女のことは話でしか聞いたことがなかったけれど、メンタルがズタボロになるほど働かされ、その結果 彼女は責任ある仕事からできるだけ距離を取るようになってしまった。
いわゆるブラック労働の被害者なのだ。

そのため、お金を稼ぐために働きには出たいけれど 責任ある案件などには携わらないような業務。 エクスペンダブルズでいいと割り切って働いている。


未来より明日のコトを考えたい

彼女と結婚してもう1年半になる。2人で将来を話し合った時に 老後にお金の心配がいらないような生活がしたいということで始めた資産運用。
もともと節約上手で、貯金体質があった奥さんは僕にとって無くてはならない存在。
僕はとっても浪費癖が強い人間なので、この点に置いては頭が上がらない。

そんな彼女は投資をはじめてから、より節約に励むようになった。
しかしこれが良くなかった。
奥さんの自由を奪ってしまう結果になっていたのだ。

外食の回数が減り、節約メニューが増え、チラシなどで最安値を探す奥さん。次第にそれは自分の時間を奪う結果となっていく。
休みの日には、掃除、洗濯、買い物、勉強でどんどん消耗していった。

そして限界が訪れる。

プライドが高く、負けず嫌いな彼女は僕が手伝ったりしても結局はゴメンねと謝る。代わりに家事をしたり お弁当を作ったりしても、感謝より罪悪感を感じてしまう人間なのだ。
何のために節約して、何のためにお金を貯めて、何のために日々を生きているのか。将来の楽な生活に向けて行動していたのに、いつかそれは今の自分を消耗していく結果に繋がっていたのだ。

もう嫌だ。
将来といっても何十年先の話。
少しぐらい今を楽しみたいと呟いた。


なんのために資産運用をしているのか

将来の不安を拭い去るために資産を運用する。 目標を決め、自分たちのリスクにあったやり方で投資する。
それがいつからか "資産を最大化する" という目的に変わっていた。彼女は何事にも真っ直ぐなタイプでさらに不安症。必要以上にお金を貯めようとしていた。

お金はあっても困るものではない。
しかし、お金を貯めるためにストレスを日々抱えて悩むことは何か間違っている気がする。
僕はセミリタイヤしたいわけではないし、彼女も専業主婦になりたいわけでもない。
多分、目的と手段を見失っていたのだ。

自分たちのしたいこと、やりたいこと、それを優先的に考える事を完全に忘れていた。

改めて 目的をしっかりと明確にして話し合った時に気づいたことがある。
奥さんの幸せについて、僕は勘違いをしていたということだ。

"正社員" で働かなくていいようにしてあげること。
フルタイムで働かななくていいようにしてあげること。
それが一番なんだと勝手に思い込んでいた。


幸せって難しいことじゃない

奥さんが求めていたのは、ほんの少しの贅沢だ。

朝ゆっくりとコーヒーを飲む時間。
息抜きに好きな文庫本を読む時間。
食後落ち着いてからする勉強時間。

お金ではなく、ほんの少しの時間なのだ。

そこそこに節約をして、そこそこに贅沢をして、流れる時間に逆らわずに好きな事をする。
これが奥さんの思い描く理想なのだ。

僕が出来ることは、さりげなくサポートしていくこと。そして僕自身が我が家にとって最大の労働資本となり、節約をし、資産の拡大に励むこと。これに尽きる。

何のために資産運用しているのかという問いに対し、お金を増やすというより、時間を増やすことだよと伝えたら、とても嬉しそうにしてくれた。
また同じような朝が明日も来てしまうのだけれど、昨日よりは少し、去年よりはもう少し、奥さんの余裕時間が僅かでも増える生活を目指して 僕はサラリーマンとして頑張りたい。


幸せとは 星が降る夜と眩しい朝が
繰り返すようなものじゃなく
大切な人に降りかかった雨に傘を差せる事だ
瞬きもせずに目を凝らしても見付かる類のものじゃない
だからそばにいて欲しいんだ

出展:back number 「瞬き」

この歌詞のように、大切な人を大事に見つめて人生を歩んでいきたいと 改めて思った38度越えの真夏日のことでした。




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