ころすけのお金のお話

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【INFY】Infosysはインドを支える優良企業

Infosysは、世界最大規模のソフトウェア企業の一つで、コンサルティング、テクノロジー、アウトソーシングと、次世代サービスのグローバルリーダーです。
インドから世界に躍進した企業のひとつでもあります。

多くの素晴らしい技術者が揃っており、 NYナスダックへの株式上場や、自社全従業員へのストックオプションの提供など、インドでは今までになかった理念で成長してきました。

そんな素晴らしいInfosysを少しご紹介。



Infosysの歴史

Infosysは1981年に起業しました。

創業者であるナラヤナ・ムルティさんと数人の技術者達がアパートの部屋で
「どうやったらソフトウェアコードを書く会社を作れるか」
という事を昼夜問わず考えていたそうです。

そこから彼らは、社会貢献出来る企業にする事を目標にします。

インドで最も多く雇用を創出している企業を目指す

時価総額でインド一番の企業を目指す

これら全ての目標を実現させて
インドで1番尊敬される企業をつくる

という大きな夢を共有し、ムルティさんは奥さんから250ドルを借りて、ガレージで起業しました。

当時インドでの250ドルはかなりの大金です。
相当な覚悟を決めて、人生を賭けて立ち上げたのだと思います。


インドを代表するIT企業Infosys

インフォシスの株式時価総額は380億ドル以上(2018/02/20現在)
インドの株式上場企業として5番目の大きさを誇ります。
従業員は約18万人。
80を超える国で事業展開する巨大企業です。

インフォシスの本社は、インド南部のハイテク都市バンガロール。
メインとなるソフトウェア開発センターは、バンガロール市内のエレクトロニクスシティと呼ばれるエリアにあります。
市の名前がハイテクですね。

Infosysがここまで大きく成長してきた背景には、自社努力だけでは実現できなかった、時代の後押しがありました。


ハイテク時代の幕開けがInfosysを後押し

インドでは、1991年の経済改革を受けてコンピュータとソフトウェアの市場は、輸出輸入ともに開放されました。
その際、ソフトウェアの輸出には課税されなかったため、とても大きな利益を得られる事業でした。

これがInfosysの成長を加速させます。
企業の提供する素晴らしいサービスは、世界進出を考えていたInfosysの構想とマッチングしてアメリカで認められます。
コストと品質が非常に評価されて、アメリカでの顧客が爆増。

追い風に乗ったインフォシステクノロジーズは、1999年3月に満を持してNYナスダックに上場します。

この頃から現在でも、収益の約3分の2はアメリカ法人顧客へのサービス提供で成り立っています。
経済大国アメリカに認められたサービス。
そのサービスは、革新的なビジネスモデルにより実現できたのです。


Infosysのビジネスモデル

1980年代初期に、インフォシスは新しいビジネスモデルを作り出しました。

インドでソフトウエア開発を行い、世界中の企業に届けるという【グローバル・デリバリー・モデル】です。

グローバルデリバリーモデルとは

海外の顧客先に人員を派遣して、顧客が求める業務を理解してアウトソーシング領域を広げていく狙い。
顧客企業が進出する国に素早く人員を配置して、現地言語で対応できる体制を瞬時に構築します。
データセンターでは、スピードとセキュリティの観点から周辺各国に分散して配置。
顧客企業と時差があることを有効活用し、24時間体制のシステム監視を実現。
遠隔で行える業務は、コスト面をクリアするためインド内に配置。
共有化できるモノは集中的に一つの場所で処理を行い、最適な効率化を実現。
顧客の海外事業展開に応じて、常にグローバルに最適化された体制を可能にする。


これにより世界中のあらゆる時間帯で費用対効果の非常に高いサービスを実現しました。

このビジネスモデルは、過去20年間にわたり、インドのIT企業のソフトウェア部門を大いに促進しました。

2000年問題により、大量のプログラミングの機会が発生したためInfosysにとって、これまでにない大きな追い風になりました。

それは、多くのアメリカの企業が低賃金でハイレベルな労働力を提供できるインドIT企業に、自社のソフトウエア開発およびバックオフィス業務を移転し始めたからです。


起業から数年 収益は右肩上がり

ビジネスチャンスをモノにしたInfosysは高品質ソリューション事業を開始。

1999年〜2005年の間に収益は約10倍になりました。

現在では、ITソリューションの提供者として世界中で支持される企業になりました。

なぜこれだけの企業パフォーマンスが発揮できたのでしょうか。
それは、創業者であるムルティさんが最も力を入れて、最も大事にしたことで実現しました。


人材は企業のエネルギーであり、最も大事にしなければならない宝物

Infosysが重視しているのは人材です。

優秀な人材を継続的に採用しており、世界規模の人材が集まっています。

インド全土のありとあらゆる様々な経歴の持ち主を採用し、新卒や業界内中途採用、さらにはヘッドハンティングなどを行い、常に優秀な人材を集めています。

Infosysは、インド国内において人気の就職企業です。
採用してからも、その人材を大切に育てるからです。
人材は企業のエネルギーであり、宝物だと言い切るだけありますね。


育成環境が優秀な人材を産み続ける

全ての従業員は、特別訓練施設で3カ月にわたる集中的訓練を受けることになります。

この訓練を受ける施設が素晴らしく、なんと500人の講師と200以上の教室を備えた訓練センターで、全世界で最大の企業内大学なのです。

教育に加え、従業員のモチベーションを維持するための取り組みも行われています。

なぜなら、インドのIT産業は離職率が非常に高いのでInfosysでは、やる気を持った従業員を成長・定着させることに集中的に取り組んでいます。
このお陰で、ソフトウェアに携わる者にとって夢の職場と言われ、インドで最も信頼されるブランド企業になりました。


Infosysの企業理念

最後に、創業者ムルティさんのインタビューのコメントをまとめておきます。

企業としてどうあるべきかという永遠のテーマに対し掲げている言葉、それは

Infosysの存在は、世界の格差をなくすことにつながる

// 世界の格差をなくすためには、所得格差を無くさなければならない。

そのためには、まず教育格差を無くすこと。

教育格差は、所得格差に直結するのだから。

インドでは、未だに根強くカースト制が残っている。貧困層が山のように居る。

まともな教育を受けれない彼らをなんとかしたいのだ。

そして、インドだけではない。
アフリカの子供達にも、同水準の教育を受けさせてあげたい。

それがInfosysの使命であり、役割である。

教育格差を無くすには、IT企業が頑張らなければならない。

世界中で通信可能にし、世界中の至る所にサーバーを置く。

そして、超低価格でインターネット通信を可能する。

アフリカに学校を作るより、インターネットで教育する方が何より早いのだから。

時間は何より残酷だ。

そのために、最速で教育環境を創り上げる必要がある。

インターネットを通じて、世界の大学の授業を受けれるように出来れば、教育格差を埋める事ができる。

世界の国の教育水準に、革命を起こせるのだ。

だからInfosysには存在価値があるし、存在し続けなければならない。 //

壮大なるミッションを掲げているInfosys
これからの成長に、是非とも期待したいと思います。





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