【北陸旅行へ行くなら金沢】観光スポット・料理共に最高!雨の日でも楽しめる金沢は素晴らしい!
11月初旬。連休を使って金沢へ。
奥さんは初の石川県なので、とても楽しみにしていたようです。
私と奥さんは、生粋の京都生まれ京都育ち。
京都のど真ん中で生まれ育ったため、バリバリの京都人です。
そんな私たちが小京都と呼ばれる金沢を楽しめるのだろうか、などと考えていました。
しかし、金沢は金沢。比較することなんて、失礼極まりなくとても良い街でした。
石川県金沢市はとても魅力溢れる良い場所でした。充実した旅行になったのでここに記録しておきます。
金沢市ってどんなところ?
石川県のほぼ中央に位置する金沢市。金沢の観光のしやすさは観光地が中心に集まってるという点です。
ということは、車や電車であちこち行ったりする必要がないのです。
主にメインで訪れたい観光地がギュッと集約されているため、無駄な移動をしなくて済みます。
金沢への行き方
私は関西住みなので北陸新幹線には乗れません。
関西圏なら、JR大阪駅から雷鳥(サンダーバード)に乗る、もしくは車での旅となります。
特急 サンダーバード
大阪〜金沢を結ぶJR西日本の特急列車です。
関西〜北陸の各主要都市の大阪・京都・福井・金沢を結ぶJR西日本の特急列車の中でも、トップの客数を誇る列車。
金沢観光への人気がさらに客数増加への要因となっています。
所要時間:大阪〜金沢間:約2時間30分
車内販売などはないことから、駅で食べ物や飲み物を購入してから乗車する事をお勧めします。
運賃:大阪〜金沢間片道料金
自由席:¥7,130 指定席¥7,650となっています。
自動車
自動車で行く場合、大阪〜金沢市内までスムーズに行けば4時間ほどで到着します。
ですが、連休や繁忙期に4時間で到着することは不可能です。
渋滞に巻き込まれることは避けれないため、1時間以上到着が遅れる事を計算に入れておいた方が良いと思います。
今回の私の場合、朝9時前に出発して到着したのは3時過ぎ。途中休憩した事を考慮しても約5時間半はかかりました。
SAやPAなどで、こまめに休憩を取りながら自動車でしか出来ない寄り道の旅をすることを推奨します。
観光スポット
主要な観光スポットは、全て金沢駅前からバスで行く事が可能です。
駅前には宿泊施設もかなり多く、ビジネスホテルから旅館まで数多くの中から選ぶことができます。
ですが、現在金沢は日本の中でも有数の観光地となっており、国内観光客だけでなく外国人観光客もかなり多いです。そのため宿泊施設の予約は1ヶ月以上、前もってしておいた方が良いです。
ひがし茶屋街
写真が下手くそなので、雰囲気伝わらないのが残念です。
兼六園から約2キロほど離れた所にあります。
ひがし茶屋街は古い時代の建物をそのまま残してあるのですが、古いといっても綺麗に手入れされており、夕方暗くなってくると、今でも軒灯がともる茶屋から三味線や太鼓の音が聞こえてきます。昼間より夕方に訪れた方が雰囲気は味わえます。
平成13年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され【街並みの文化財】として保存策が進められています。
デートにもぴったりですし、スイーツや和菓子屋、工房などが並んでおり街並みの景観以外にも楽しめる要素は多いです。
近隣には、市営駐車場も多く存在するので車で行っても良いですし、バス停もひがし茶屋街の目の前にあるので、アクセスは非常に良いです。
ひがし茶屋街 グルメ
ここで絶対食べて欲しいものがあります。
それが生麩
ひがし茶屋街にある、不むろ茶屋さん。
ここ、めちゃくちゃ美味しかったです。
まずはこちらのあべかわ麩上品なきなこと黒蜜。柔らかく蒸して、もちもちになったよもぎ生麩。合わない訳がない。お餅より軽くてあっさりしています。口に入れた時の食感は赤ちゃん頬っぺたの様。めちゃくちゃもちもちしてます。
とても美味しいです。
次にこちらのみそだれ田楽生麩お店の表にも写真が掲載されている、お店オススメの一品。
こちらも食感は同じくもちもちしているのですが、生麩を香ばしく炙ってありまた違った風味。さらに味噌田楽がまた美味しい。あと味がくどくないすっきりとした甘さの白味噌。私の奥さんはあと20本食えると言いながら、この5本を大事に大事に味わっていました。
ひがし茶屋街に行ったさいには是非立ち寄ってください。
本店は別にあります。詳しくはこちらのHPから。
金沢城公園
せっかく金沢に来たのなら、金沢城は鉄板です。
夕暮れから夜にかけて訪れたのですが、ライトアップなどがされてとても綺麗でした。
兼六園から歩いてすぐ行ける距離にあるので、アクセスも良いです。中はとても広々としており、とても開放感のある敷地でした。
金沢城でかい。
雨の日が穴場?兼六園
金沢と言えばここです。日本三大庭園兼六園。
なぜ兼六園が有名なのか。
同時に存在できないとされる6つの景観を兼ね備えることから兼六園と名付けられたそうです。
ようするに、四季折々の兼六園を見ておけば全国の庭園が織り成す景観全てを見ることと同じ事になるわけだと思います。
多分違いますが、私はそう思っておきます。全部が集まっためちゃくちゃお得な庭園なんです。
またまた写真センスの無さが前面に出ていますが、お許しを。
私が訪れた日は三連休のど真ん中。めちゃくちゃ人がいるかなと思いきや、あまりいませんでした。
紅葉には少し早かったせいもあり、観光客は外国人の方が多く日本人は少なかったです。
さらに雨も降っていたので、少なかったのかもしれません。
ですが、雨のお陰でほとんど貸切状態の兼六園。これはこれでありがたい。
雨の兼六園もまた風情がありましたし、ゆっくりと見ることが出来て大満足でした。
21世紀美術館
美術館が大好きな奥さんは、ここを一番の目的にしていました。私はそこまで詳しくなく、美には疎いので楽しめるか不安だったのですが、びっくりするぐらい楽しかったです。
アートってすげぇ。
赤丸より内側は有料となっていて、撮影してはいけないエリアなどが存在します。
赤丸より外側が、基本的に無料開放となっているエリアです。売店やカフェなどもあり、美術館目的ではない人たちも利用出来るようになっていました。
ネタバレ等になってしまうので、有名な作品や気になる作品だけを掲載しておきます。
レアンドロのプール
これは有名なので、知っている人が多いかも。
プールの上は無料エリア。プールの中は有料エリアです。このプールの中にいる人達だけが、プールの仕組みを見る事が出来ます。
わかるでしょうか。
泉太郎 突然の子供
さて、これは一体なんなんでしょうか。
突然の子供。殺風景な部屋。真っ白の空間。
知りたい方は是非。
他にもたくさんの作品があり、入場料を払わないと見ることができません。気になる方は是非入ってみて下さい。
入場料は1人1000円です。作品点数は細かいモノも合わせると20点を超えます。奥さんは2000円払っても安いと行っていました。
みなさんも是非、芸術の秋ということで21世紀美術館に足を運んでみてください。
金沢グルメ
金沢といえば美味しいグルメです。新鮮な魚介類、ブランド牛、和菓子。他にもたくさん。
日本人なら誰もが好きなグルメが盛りだくさんな金沢。私は金沢グルメには詳しくないので、金沢グルメに詳しいフォロワーさんに情報を頂きお店を探しました。
近江町市場
金沢に行ったら必ず寄らなければ行けない市場です。
新鮮な魚介類が並んでおり、新鮮な甘エビや牡蠣はその場で食べることが出来ますし、海鮮丼やお寿司屋さんはどの店も魅力的です。
その中で私が行ったのが近江町 市場寿司さん。
有名人も数多く訪れる老舗のお店です。
寿司 近江町市場寿し | 石川県金沢市近江町 美味しい海鮮丼と本格的な握り寿司を回転寿司で味わえる店
金沢といえば、のどぐろです。
ランチで食べたセットには、活のどぐろと炙りのどぐろがありました。左側の2貫がのどぐろです。
ここでも写真が冴えないのが残念です。
説明できないぐらい美味しいので解説は無しです。奥さんはクソッタレバカヤローといって、のどぐろを味わっていました。
このあと、のどぐろが食べたすぎで市場のお寿司屋さんで再びのどぐろを買って食べていました。旅が終わった今でものどぐろ食べたいと嘆いています。のどぐろ恐るべし。
八兆屋
地元で誰もが知る郷土料理居酒屋 八兆屋さん。
石川県金沢市に本社をおく株式会社ハチバンが経営する飲食チェーン店です。
このお店、チェーン店と思って侮るなかれ。地元で生き残ってきた飲食店ほど細かいサービスや、味に対する拘りは一級品です。居酒屋チェーン店でこんな蟹でてくるもんなんですかね。とても美味しかったです。
少なくとも、私の地元、京都でこのレベルのモノを食べようと思うと1.5〜2倍の料金を払わなければ食べれません。
金沢の食文化のレベルは全国の中でもトップクラスでした。
お土産
金沢はお土産に買いたい菓子がとても多かったです。和菓子にうるさい奥さんは金沢ヤバイ、全国の中で一番金沢がヤバイ、和菓子ヤバイと何度も言っていました。
奥さんがグルメなのかグルメ知らずかは置いておいて、とても興奮して金沢駅内のお土産屋さんをグルグルしていました。
奥さんが吟味して選んだお土産の中から、ランキングベスト3を作ったらしいので載せておきます。
第3位 森八 季節限定 秋の宝達
能登の栗あんと、上品な粒あんを使ったどら焼きチックな菓子です。生地に山芋を練り込んでありモチモチの食感です。金沢ってモチモチ食感が多いのかな。
甘さは控えめで、かなり上品な味です。
1つ¥152です。
生地に金粉が施してあるので、金沢土産としてバッチリだと思います。奥さんは自分用に購入。
第2位 茶菓工房たろう たろうのようかん
珈琲や紅茶、ミルク何にでも合う生チョコのような羊羹です。
カカオチョコ・ホワイトチョコ・ピーナツバター・こいちゃ・あずきなどの味があります。
というか、ほぼチョコです。間違える人いると思います。
ここの商品は、見た目も可愛いモノが多いので女子に喜ばれそうなお土産ですね。こちらも奥さんは自分用に購入。
第1位 中田屋 きんつば 秋限定毬栗
きんつばと言えば中田屋。中田屋と言えばきんつば。ぐらい、きんつば界のキングオブキング。
私の奥さんはきんつばに非常にうるさく、地元京都のきんつばにもかなり辛口評価をします。
そんな奥さんが、ここのきんつばを絶賛していました。
死ぬ前に食べたい物リストに殿堂入り。
年に一度は食べなくてはならない物リストにランクイン。
お土産に持参したい和菓子リストにランクイン。
この中田屋のきんつば。相当凄いです。
特にこの秋限定販売の毬栗の破壊力がヤバいらしく、10個は軽くいけるとのこと。
中田屋さん凄い。
関西圏の方は、阪急梅田に中田屋さんが出店しているため店舗購入することが可能です。
私も食べましたが、本当に間違いなく美味しいです。こちらも奥さんは自分用に購入。
金沢まとめ
今回の旅は、結構サクサク色々な所を回れて、美味しいグルメもたくさん味わえてとても良かったです。
一泊二日の弾丸旅行にしては相当充実した旅となりました。
金沢は小京都ということで、京都と比較される事が多いですが全く違います。
京都観光はとてもデメリットが多いように思います。
京都は観光客が飽和状態にあり、思ったように行動する事が出来ません。
バスが何本来ても人が多過ぎて乗れないこともしょっちゅうですし、乗って移動したとしても渋滞で到着時刻が読めない事もしばしば。
観光地自体が分散してしまっているので、最低でも2〜3泊以上しないと、十分な観光は出来ません。そして金沢に比べて圧倒的に物価が詐欺的に高い。
金沢でこれらのデメリットを感ることは全くありませんでした。駅前のバスに乗れば、数十分で観光地に着けますし、観光地が比較的集約されているため無駄な移動などがありません。
そして、特にご飯が美味しいです。
京都で食べるご飯って雰囲気ありきだと思います。ですが、金沢グルメは抜群に美味しい。本当に美味しいんです。
小さなお子さんや、美術に興味の無い方は観光に醍醐味を感じないかもしれませんが、庭園やアートに少しでも興味がある方ならきっと充実した旅になるはずですし、ご飯目当てだけで行っても全然問題ないくらいの観光地でした。
もう間も無く紅葉です。
是非、紅く燃える兼六園と美味しいご飯を食べに金沢旅行へいかがですか。