【インドにユニクロ】ファーストリテイリングが待望のインド進出
ファーストリテイリングがインドでの出店に向け許可申請を行いました。
数年前から計画が進められていましたが、ようやく現実的なものとなったようです。
インドにUNIQLO進出
インド商工省産業政策促進局のホームページによると、ファーストリテイリング(以下ファストリ)は11月21日付でユニクロとしての事業展開を当局に申請しました。
ファストリはインドへの期待大
ファストリの広報担当はインドは大きな可能性を秘めた市場として見ているとして、ユニクロのインド進出に向けて「すでに第一歩を踏み出した」とコメントしています。
現在は同国政府からの回答を待っている状況だそうです。
市場は激戦環境
ファストファッションではZARAを展開するスペインのインディテックス、スウェーデンのヘネス・アンド・マウリッツことH&Mはすでにインドに進出しています。
ユーロモニター・インターナショナルによると、インドのアパレル市場は2021年までに29%拡大して3兆7600億ルピー(約6兆4800億円)規模になると予想されており、今後さらに拡大していくとの展望。
ちなみに現在の日本のアパレル市場は10兆円を割り込み9兆円強。
今後も飛躍的大きな拡大は見込めない事から、インド市場への進出は必須とも言えます。
日本企業のインド進出
日本の小売企業のインド進出では、生活雑貨店のMUJIブランドを展開する良品計画が16年夏に1号店を開店しています。
来年には旗艦店をムンバイでオープンするほか、年間2、3店舗のペースで出店する方針を打ち出しています。
良品計画は国が経済的に成長すると、人はよりシンプルで機能的な商品へと向かう傾向にあると分析しており、インド進出への勝算は有るとのこと。
ファストリも個性的ではなく、よりシンプルさを求めたデザインを展開していることから戦略は成功する見通しです。
今後も、日本企業が市場開拓する可能性があり、インド経済の発展に注目です。
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